カリフォルニア州北部サンマテオ郡の警察は24日、同郡の高校に元生徒が侵入して手製のパイプ爆弾を爆発させ、教員に取り押さえられたと発表した。元生徒は爆弾のほかチェーンソーや刃渡り約60センチの刃物を持っており、「あわや大惨事になるところだった」(警察幹部)という。
警察によると、同日午前8時ごろ、サンマテオ郡のヒルサイド・ハイスクールに男1人が侵入し、身に着けたベストに隠し持っていた手製のパイプ爆弾10発のうち、2発を爆発させた。爆発の煙で災報知器が鳴り、生徒と職員約1200人が避難。男は教員2人が取り押さえ、駆けつけた警察に引き渡した。けが人はなかった。
警察の調べで、男は08年まで同校に通っていた元生徒(17)だったことが判明。現在取り調べを受けているが、今のところ動機は不明だという。