ヨーロッパGP 土曜フリー走行

　　22日（土）日本時間18時（現地時間11時）から、第11戦ヨーロッパGP土曜フリー走行（60分間）が、スペインのバレンシア市街地サーキットで行われた。

セッション開始時のコンディションは気温27℃、路面温度35℃、湿度54％、天候は晴れ。バレンシア市街地サーキットは前日に引き続き、夏らしい天候となった。

セッションスタートとなり、各車続々とコースイン。最初の10分間はタイム計測をせず、どのマシンもインストレーションラップのみ行う状況となった。

最初にアタックに入ったのはハミルトン。まずは1分42秒台のタイムを刻んだ後、1分40秒656というトップタイムをマーク。その次の周に1分39秒950をたたき出した。エイドリアン・スーティル（フォース・インディア）も1分40秒954というタイムを刻み、2番手。残り時間は36分だ。

その後クビサとスーティルが1分39秒台をマーク。残り時間30分ほどになると、ベッテルが第3セクターでスローダウン。結局、最終コーナー手前のレーシングライン上でリアホイールをロックさせながらストップしたため、セッションは赤旗中断となった。ベッテルのマシンはターン17の先でスロットルが開かなくなり、オイルを落としながらスローダウン。ハイドロリック系統かエンジン周りのトラブルが疑われる。

コース上に落ちたオイルの清掃にかなり時間がかかり、セッションが再開されるのが現地時間11時55分というアナウンスがあった。この時点でのタイムシートは、スーティル、クビサ、ハミルトン、バトン、ロマン・グロージャン（ルノー）、ジャンカルロ・フィジケラ（フォース・インディア）、ロズベルグ、アロンソ、ライコネン）、グロックまでがトップ10。トヨタのトゥルーリが12番手、ウィリアムズの中嶋一貴が14番手だ。

残り時間5分というところでセッション再開。トロ・ロッソの2台、マクラーレンの2台、ウェバー、バトンらがソフトタイヤ（スーパーソフトコンパウンド）を履いてすぐにコースに入った。しかしベッテルがオイルを落とした区間は滑り止め剤がまかれており、マシンが通るたびに白煙が上がる状況。コバライネンはまず1分41秒003という16番手タイムをマークしたが、その後1分39秒553というトップタイムをマーク！　ハミルトンはセクター1で全体のベストを刻んだものの、大きくタイムアップはならなかった。

各車最後のアタックに入り、クビサ、中嶋がトップタイムをマーク。しかしスーティルが1分39秒143をたたき出し、再びタイムシート最上段に立った。

ここでセッション終了。ヨーロッパGP土曜フリー走行でトップタイムを刻んだのはフォース・インディアのエイドリアン・スーティルだった。2番手に中嶋、3番手にクビサ、4番手にコバライネン、5番手にロズベルグ、6番手にフィジケラと続いたが、セッション中盤から終盤にかけて赤旗中断となっていたこともあって、全車が理想どおりのアタックを行うことはできなかった。

トヨタのトゥルーリは9番手、グロックは16番手。新人のグロージャンは10番手、フェラーリのルカ・バドエルはトップから3秒、ライコネンから1.8秒遅れの20番手となっている。


スーティルがフリートップ!!

凄い

決勝分からないよこれは

楽しみ