ゲーツ米国防長官は18日までに、アフガニスタン軍事作戦に触れ、現地の米司令官が一層の増派を望むなら、これに応じる用意があるとの見解を示した。ただ、増強があるとしてもあくまで小規模と述べた。
ニューヨーク州の基地で開かれた兵士との対話集会で表明した。アフガン駐留米軍司令官に新たに就任したマクリスタル陸軍大将が現在、軍事作戦の方向性を検討しており、今月末までに示される提案を受けて、さらなる増派に踏み切るかどうかを決める。
米国防総省高官によると、マクリスタル司令官はアフガン軍の規模を約13万4000人から拡大することを検討している。アフガン駐留米軍の現有兵力は約5万7000人。オバマ大統領が打ち出した増派に伴い、1万1000人が今年末までさらに到着する。
オバマ大統領はアフガンをテロとの戦いの主戦場と位置付け、イラクからの撤収部隊の転戦などを検討している。