パキスタン軍当局者は3日、北西部にある北西辺境州で同日、軍のヘリコプターが墜落、搭乗していた治安要員少なくとも26人が死亡したと述べた。
詳しい墜落原因は不明だが、機体、機器の故障としている。
墜落現場は同州の州都ペシャワルから約20キロ離れた山間部で、部族地域に近いという。
北西辺境州は、01年末の米英軍事作戦でアフガニスタンの政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバン系や国際テロ組織アルカイダが拠点を築き、パキスタン治安部隊などへのテロ攻撃をたびたび仕掛けている。パキスタン軍は同州で最近、タリバン系勢力の掃討作戦を強化、一定の成果を挙げていた。