北朝鮮の核開発問題で、聯合ニュースなど韓国の一部メディアは27日、北朝鮮が寧辺にある核施設で、使用済み燃料棒の再処理作業を始めた可能性があると伝えた。韓国政府筋の情報としている。
北朝鮮は今年4月5日に実施した、「衛星を積んだロケット」と称した長距離弾道ミサイル発射で、国連安保理が非難の議長声明を発表したことに反発、6カ国協議脱退や核開発の再始動を宣言していた。4月25日には再処理作業の開始も発表している。
聯合ニュースなどによると、米偵察衛星が再処理の関連施設で蒸気の発生を確認したという。
北朝鮮は07年、6カ国協議合意に基づき、再処理作業を中止し、原子炉の無能力化作業にも同意、冷却塔を破壊するなどしていた。