バングラデシュとインドがサイクロンの直撃を受け、両国で合わせて少なくとも87人が死亡したと言う。サイクロン「アイラ」は25日にバングラデシュに上陸。同国の食糧災害管理当局によると、59人が死亡、803人が負傷した。住宅は3万4000棟以上が破壊され、240万人以上が被災している。
インド東部では最大風速22.2メートルで西ベンガル州を直撃し、28人が死亡した。同州の災害対策責任者によると、損害額は1地区だけで推定約8億円に上る見通し。
インド気象庁の警報によれば、26日までにアイラの勢力は弱まったが、同国北東部では引き続き豪雨の恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。