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アフガン唯一の精神病院を訪ねて 心の傷がいえる日は?
  小さな古びた建物の中に、戦火に傷ついた魂たちが横たわっていた。ここは、アフガニスタン国内で唯一の精神病院。患者たちの心の傷がいえる日は、いつになったら訪れるのだろう・・・。

わずか62床の病床、慢性的な医薬品不足。医師たちの報酬は1日約300円にも満たない。病棟では、ベッドに横たわったまま身動きもしない患者や、廊下をあてもなくさまよう患者の姿が目につく。

30年にも及ぶ戦争状態は多くの命を奪ったたけでなく、国民の心も破壊した。「アフガン人の10人に7人は、うつ病や不安神経症、トラウマ(心的外傷)などを抱えている」――副院長のナジブ博士はそう語る。この病院で治療が受けられるのは、ほんの一握りの「幸運」な人々にすぎない。

匿名のまま取材に応じた女性患者(18)は、12歳の時にロケット弾攻撃を目の当たりにした。それ以来、血しぶきと死のイメージが頭から離れない。「ほかの人をやっつけたいとは思わない。ただ自分を傷つけたいの」顔をスカーフで覆ったまま、女性は打ち明けた。「屋根から飛び降りて、自分を壊してしまいたい。血だらけになった自分の手や体を、いつも思い浮かべているわ」

別のベッドに横たわる女性は、絶えず意味のない言葉をつぶやき続ける。枕元に付き添う兄弟が、時折手を握ったり、髪を優しくなでたりしていた。女性は2カ月前、米軍の空爆で4人の子どもを失ったばかり。恐ろしい事実を受け入れることができず、子どもたちはまだ生きていると信じている。付き添いの男性は「悪いのはもちろん米国人だ。調理のために火を起こしていただけなのに、テロリストと誤認して爆弾を落としてきたんだ」と、怒りをぶちまけた。

続いて訪れた男性用の病棟にも、無気力と諦めだけが充満していた。グルミルさん(24)には仕事も妻子も、将来の希望もない。これからどうするのかと尋ねても、肩をすくめるばかり。傍らの母親に、男性がどんな毎日を過ごしているのかを問うと、母親は床の上にじっとうずくまってみせた。息子はもう回復しないのではないか、と母親は不安そうにため息をつく。

いつの日が戦いが終わっても、心の傷は何世代にもわたって人々を苦しめ続けるだろうと、医師たちは口をそろえる。アフガンに平和が訪れ、人々が心の平安を取り戻す日までの道のりは、果てしなく遠い。



いつか平和な世界が

でも傷は癒されるのだろうか
by sportsiroiro | 2009-05-26 21:19 | ニュース
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