アフガニスタン、パキスタン問題を担当するホルブルック米特別代表は7日、アフガンで今年8月に予定する大統領選後、同国、米国とパキスタンの3首脳会談を再び開催すると発表した。
3首脳会談は今月6日、ワシントンで開かれている。再度の合同サミットは、ワシントンの会合でタリバン、アルカイダなどイスラム過激派対策などで共同歩調の態勢が固まったとの見方を反映している。次回の3首脳会談の開催時期や場所は不明。
オバマ米政権はアフガンをテロとの戦いの主戦場と位置付け、計2万1000人の米軍増派も発表している。また、アフガン政策の成功のかぎは隣国パキスタンの政情安定との認識も表明している。
アフガン、パキスタンの国境地域では、アフガンの政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバンやアルカイダ系の組織が拠点を構築、越境攻撃を仕掛けている。米政府の強い要請を受ける形でパキスタン軍はタリバン系組織の掃討作戦を現在、進めている。