パキスタン軍は3日、北西辺境州ブネール地区で実施するイスラム強硬派勢力タリバン系の武装集団の掃討作戦で、少なくとも80人を殺害したと発表したと言う。
発表によると、パキスタン軍側は3人が死亡、8人が負傷した。
作戦はタリバン系の戦闘員がスワート地区から同地区へ侵入したことを受け、先月26日から実施されている。一方、同州西側に位置するアフガニスタン国境沿いの政府直轄部族地域では1日から2日未明にかけ、モフマンド地区の国境警備拠点が約100人の武装グループに襲撃された。部隊の反撃で、武装グループ側の16人が死亡したという。軍の掃討作戦による緊張は、周辺の地域にも影響を及ぼしているようだ。