世界各国で医療活動を行う国際緊急医療援助団体、国境なき医師団(MSF)は29日、アフリカで流行している髄膜炎の被害拡大を食い止めるため、大規模なワクチン接種キャンペーンを実施すると発表した。
実施国はニジェールとナイジェリア、チャド。
MSFはすでに540万人にワクチンを接種しているが、さらに170万人を対象にワクチンを供給する。ワクチン接種活動としては、過去最大級となる。
MSFによると、髄膜炎による死者は今年に入ってからすでに1900人を突破している。キャンペーン対象3カ国では、5万6000人の感染者が報告されている