米造幣局は24日、伝説的なジャズピアニスト、デューク・エリントンをあしらったコロンビア特別区の記念硬貨を発表する。米国の硬貨にアフリカ系米国人が登場するのは初めてと言う。
コロンビア特別区の25セント記念硬貨は米50州記念硬貨シリーズの1つで、ピアノの前に座るエリントンの姿が描かれている。造幣局のエド・モイ局長が同日、ワシントンのスミソニアン国立アメリカ歴史博物館で記者会見して披露する。
エリントンの図柄は特別区住民による投票で、奴隷解放運動家の故フレデリック・ダグラス、アフリカ系米国人宇宙飛行士の故ベンジャミン・バネカーを抑えて選ばれた。
デューク・エリントンことエドワード・ケネディ・エリントンはコロンビア特別区に生まれ、グラミー賞を何度も受賞したジャズピアニスト。3000曲以上を作曲してスウィングジャズ全盛期を築き上げ、1974年に75歳で死去した。