河村建夫官房長官は今日の記者会見で、海賊による船舶被害の危険性が高まっているアデン湾・ソマリア沖の船舶護衛任務のため、海上自衛隊の護衛艦派遣を検討している事を明らかにしたと言う。
官房長官は、米国やEU各国が既に艦船を派遣し、中国も派遣を予定している事から、日本が現行法で派遣できるか検討を急がせていると述べた。
アフリカ沖では少なくとも14隻の船舶が海賊に乗っ取られ、260人余りが人質になっている。国際海事局(IMB)によると、ここ1年で被害が最も深刻なのはソマリア沖で、約100隻が襲撃され、40隻前後が乗っ取られた。