パキスタン情報機関筋と複数の当局者は22日、午前中にアフガニスタン国境に近い部族地域にミサイルが着弾し、少なくとも7人が死亡したことを明らかにしたと言う。
米軍による越境攻撃の可能性があるという。
現場は南ワジリスタン地区ワナから約15キロ離れた地点で、発射されたミサイルは3発。高射砲を積んだ車両が標的だったとみられる。1発は標的を外し、民家付近に着弾した。
情報機関筋は、死者がアフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの戦闘員だった疑いがあると述べた。また、別の当局者によると、過激派9人が負傷したという。
アフガニスタン駐留米軍は何もコメントしていない。米軍は通常、越境攻撃に遠隔操作の無人機を使用している。無人機でミサイルを発射する軍事力を有する国は、域内で米国のみ。
南ワジリスタンでは、パキスタン軍がタリバン戦闘員の掃討作戦を実施している。