米大統領選でオバマ次期大統領と民主党候補指名を争ったヒラリー・クリントン上院議員の陣営が抱える負債は、ピーク時の半分近くまで縮小したものの、11月末の時点で640万ドル(約5億7600万円)に上っていたことが分かった。
クリントン氏が20日、連邦選挙委員会(FEC)に提出した報告書で明らかになった。同氏は次期政権の国務長官に指名されている。上院での承認までには返済を完了したい意向だ。
クリントン陣営の外部コンサルタントや業者への負債は、撤退表明前後の今年6月に1200万ドル(約10億8000万円)の最高額を記録した。同氏はまた、自己資金から約1320万ドル(約11億8800万円)を繰り入れていたが、これについては帳消しとすることを正式に発表している。
残る640万ドルの債権者の数は計16。このうち、今年4月まで選挙参謀だったマーク・ペン氏のコンサルティング会社に最も高額の借金がある。