米国防総省の報道官は8日、キューバのグアンタナモ米海軍基地に外国人テロリストとして収容され、今年6月に特別軍事法廷に起訴された5被告が、米同時多発テロの共謀罪を認める意向を示したと発表したと言う。
共謀罪に問われているのは、同時テロの2年後にパキスタンで拘束されたカリド・シーク・モハメド被告を含む5人。
モハメド被告など3被告はこの日の審理で、保留となっている全ての動議を取り下げ、罪状を認めることが可能か判事に尋ねた。判事は被告らの希望を受け入れたうえで、残り2被告について先に資格審理が必要であることを伝えた。
審理に立ち会った人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの関係者によると、被告らはテロ犠牲者の遺族の前で、罪を認める決意を表明したという。被告らに死刑判決が言い渡される可能性は今のところ不明。