米スペースシャトル「エンデバー」が米東部時間28日午前(日本時間29日未明)、地球帰還に向けて国際宇宙ステーション(ISS)を離脱した。地球への着陸は同30日(日本時間12月1日)を予定していると言う。
エンデバー搭乗飛行士は今回、ISSの定員を現在の3人~6人に増員するための設備を運搬。尿や汗から飲料水を生成する新しい水再生装置やキッチン、寝室などを設置した。また、不調だった太陽電池のソーラーパネル清掃も実施した。
宇宙遊泳によるソーラーパネルの清掃中には、飛行士の一人が工具バッグを紛失するハプニングにも見舞われたが、予定通りの作業を完了した。
また、エンデバー搭乗飛行士のうちサンドラ・マグナス飛行士が、長期滞在要員として今年6月からISSに滞在中のグレゴリー・シャミトフ飛行士と交代した。シャミトフ飛行士は約半年ぶりの帰還に、妻や子供たちに会うのが待ちきれないと話している。