F1がLGとパートナーシップを締結

　　韓国の電器＆情報通信メーカーであるLGエレクトロニクスは26日（水）、フォーミュラ・ワンのグローバルパートナーおよび技術パートナーとして契約を締結した事を発表したと言う。

今回結ばれたハイレベルな契約により、LGエレクトロニクスはF1の権利を利用した公式の家電や携帯電話、データプロセッサーなどのデザインおよび販売を行う事ができるようになる。今回締結されたのは複数年契約で、09年1月から有効のものだ。

LGエレクトロニクスのチーフマーケティングオフィサーを務めるダーモット・ボーデン氏は、「F1は技術的なイノベーションとスタイルの絶対的な頂点に立っているが、それこそわれわれLGエレクトロニクスが追い求めるビジョンなのです。われわれは、F1はどのスポーツとも比較できない興奮を提供してくれると感じていますし、同じ情熱とエネルギーはLGにもあるのです」とコメント。
一方F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは「LGは業界をリードするメーカーであり、最先端テクノロジーのパイオニアだ。スタイリッシュなパッケージと洗練されたイノベーションが共存しているが、それはF1も同様なんだ。LGとF1には共通した点がたくさんあり、これから共同作業を行うことにとても興奮しているし、LGがわれわれに提供してくれるテクノロジーを楽しみにしている」と語っている。

LGはF1の公式データプロセッサーを構築することになり、F1グランプリで提供される公式ライブタイミングやデータTVの製作も行うことになるようだ。またF1ブランドを全世界で展開するための権利も取得する予定だ。

ボーデン氏は「現在、全世界中には経済危機が訪れているため、すべての組織は出費に関して戦略を練る必要がある。LGに関して言えば、われわれのブランド以上に重要な投資ができるものはないと考えている。注意深くマーケティングとスポンサーシップの機会をうかがった結果、今回のエキサイティングなパートナーシップはわれわれとF1が長期間にわたって全世界的にハイライトを保つことができると自信を持つことができている」とも付け加えている。