経営難にある米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、保有する5機の社有機のうち2機を売却すると発表した。同じく大手のフォード・モーターも同日、保持する5機全機の売却を検討すると述べた。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。販売減、国際金融危機を受け、クライスラーを含めた米自動車大手3社の首脳は19日、ワシントンの米下院金融委員会の公聴会に出席したが、政府の財政支援を求める旅に民間旅客機ではなく専用機を利用した感覚の鈍さを追及されていた。
支援の検討は結果的に12月に延びていた。
フォードの広報担当によると、5機のうち3機は重役の専用機で、2機は新車販売イベントなどに参加する社員の輸送用となっている。同社は、役員の専用機利用について、安全と時間の節約を図るためとも主張していた。