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大きなチームへのエンジン価格制限はなしか
  将来的にカスタマーエンジンの価格を500万ユーロ(約5億9,800万円)にする事で合意に至ったと思われていた各チームの代表達だったが、この取引価格を上限とはしたくない意向であるようだと言う。

2010年からスタンダードエンジンを導入する代替案は、自動車メーカーたちが“1シーズン当たり500万ユーロ以下でプライベートチームにパワートレインを供給する事を合同で保証する”事だとFIAも明確にしている。

そしてFOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)代表のルカ・ディ・モンテゼモーロが今週、FOTAでは「全会一致で2011年までにカスタマーエンジンの取引価格を500万ユーロにすることが決めた」と明らかにしていた。

しかし、フランス紙『Liberation(リベラシオン)』のインタビューに対してルノーのチーム代表であるフラビオ・ブリアトーレが、「FOTAの意図は“FIAの規格に従ってわれわれにエンジンを作らせろ。そして独立メーカーがエンジンを作って、それを小さなチームへ売れるように道を作る”というものだ」と語った。

「これはこの独立メーカーが参考とするエンジン価格だよ。予算が1シーズン当たり500万ユーロを超えないことを目標としてね」

ブリアトーレとFIAの主張は食い違っており、ブリアトーレの考えた方でいくと自動車メーカーたちは自身のエンジン開発プログラムには好きなだけ費用をかけ続けられるということになる。

さらに、自動車メーカーたちは独自の価格でプライベートチームへカスタマーエンジンを売り込むこともできるようだ。
by sportsiroiro | 2008-11-13 22:19 | F1
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