米ファストフード大手マクドナルドが10日に発表した10月の世界既存店売上高は、前年同月に比べ8.2%増え、前期の7.1%増を上回る伸びを示したと言う。
世界的な景気後退不安のあおりで高価な外食を控え、安価なファストフードに流れる消費者が増えたことが追い風になったとみられる。
地域別に見ると、米国では新メニューに支えられて既存店売上高は5.3%増加。欧州では9.8%、アジア太平洋・中東・アフリカ地域では11.5%それぞれ増えた。特に豪の売上が好調だったと言う。新規店舗も含めた全体の売上高は5.4%増となった。
景気悪化で飲食業界の売り上げが軒並み落ち込む中、マクドナルドの業績が伸びている事について、モーニングスターのアナリスト、ジョン・オーウェンズ氏は、普段ならもっと値段の高いレストランに行っていた層が、節約のためファストフードに切り替えたのではないかと分析している。
景気悪くても、どこかは儲けるんだよね~