アフリカ南部ナミビアで28日、象牙の競売が実施され、日本と中国の業者が計7.9トンを約120万ドル(約1億1500万円)で落札したと言う。
平均価格は1キロあたり164ドル(約1万5600円)で、日本が3.7トン、中国が4.2トンを購入した。
象牙の取り引きは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES、ワシントン条約)により、1989年から全面的に禁止されていた。
しかし、ゾウの生息数の回復したと見られる国々が流通管理に問題ないとされた日本と中国に対して一時的に販売する事を認めた。
象牙の競売を実施するのはナミビアのほか、ボツワナとジンバブエ、南ア。販売量はボツワナが48トン、ジンバブエが4トン、南アフリカが56トンとなっている。