トヨタがF1での将来を熟考しているかもしれない明確な兆候が見られている。02年にF1参戦を果たした日本の大手自動車メーカーであるトヨタはF1単一エンジン化の提案におそらく最も激高したメーカーと言えるだろう。
その可能性は弱まったものの、TMG社長を務めるジョン・ハウエットは先ごろ、今回の動きがF1撤退の“理由になる”と認めていた。
そして今回、独の『Auto Motor Und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』誌が、トヨタがル・マンスタイルのプロトタイプのスポーツカーレースへの復帰を検討していると報じたのだ。
例えば今年のル・マン24時間耐久レースにはトヨタのユニフォームを着てはいなかったものの、12名以上のトヨタのエンジニアが姿を見せており、カメラ片手に現在参戦するマシンのサイズを測っていたという。
加えて、8月にデトロイトで開催されたアメリカン・ル・マン・シリーズのレースではトヨタ関係者が同シリーズ主催者団体であるACOの代表者と会っていたとの事。
「われわれはル・マンに復帰したいと考えています」と語ったのはトヨタのチーム代表である山科忠氏。
「最終的な判断は予算的なものになります」と明かす山科氏は次のように締めくくっている。
「現在の経済状況下ではF1とル・マンに並行して参戦する可能性は低いでしょう」
あのチームも、このチームもと撤退をと言うニュースが・・・