米ユタ州とアリゾナ州の州境、コロラド高原のバーミリオン・クリフス国定公園で、約1億9000年前ごろの恐竜の足跡が大量に見つかったと言う。
研究結果を発表したユタ大学のマージョリー・チャン教授は、「まるで恐竜の『踊り場』」だと話している。
足跡の数は1000以上で、約3035平方メートルの範囲にかたまっている。
かつては湿った沼地だったと考えられ、足跡が鮮明に残ったという。足跡のほか、何かを引きずったような跡も残っていた。
修士論文の研究対象にこの場所を選んだウィンストン・セイラーさんは、ここはかつて、恐竜の成体や子供が頻繁に集まった場所ではないかと見ている。
足跡を調べることで、恐竜の歩き方や行動などが分かる事から、今後さらに、詳しい調査を実施する。