パキスタン北西部の部族地域、北ワジリスタンで11日、アフガン駐留米軍によるとみられるミサイル攻撃があり、4人が死亡、2人が負傷したと言う。
パキスタン軍の情報筋が12日、匿名を条件に語った。
情報筋によると、ミサイルは同地区の村にある民家に命中した。続いて別の村にもミサイルが着弾したが、死傷者はなかったという。
これらの攻撃について、アフガン駐留米軍からのコメントは発表されていない。
パキスタンでは、アフガン駐留米軍がイスラム強硬派勢力タリバンや国際テロ組織アルカイダの掃討を目的とした越境攻撃を繰り返し、これにパキスタン政府が強い反発を示している。
北ワジリスタンでは9日にも、米軍の無人偵察機から発射されたとみられるミサイルが民家などに命中、少なくとも8人の死亡が報告されたばかりだった。