北朝鮮の核開発問題で、韓国の聯合ニュースは10月1日、北朝鮮が06年10月に初めて実施した核実験場に近い場所で活動が活発化していると報じた。韓国政府の消息筋の情報としている。
北東部の咸鏡北道吉州郡・豊渓里付近にある核実験場近くで、煙が上がっているという。
新たな核実験を準備している徴候とも受け取れるとしている。政府消息筋は、北朝鮮が実験場の修理作業を行い、使用した衣服や装備などを処分し、煙が出た可能性があるとも分析している。
聯合ニュースはまた、別の消息筋の見方として、すべての核計画の申告の検証方法で対立する米国に圧力をかけるための恣意的な行動の可能性もあるとしている。北朝鮮は最初の核実験後、実験場の修理は既に終えているともしている。
北朝鮮核をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は1日、検証方法での膠着状態を打開するため北朝鮮を訪れた。