ライコネンはいつの日かF1キャリアを終えた際にはラリーに挑戦するつもりだと語ったと言う。
フェラーリとの09年以降の契約を更新するかどうか、熟考していると見られる28歳のライコネンはドイツの『Auto Motor Und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』誌に、F1引退後の人生を恐れてはないとコメント。
「退屈はしないだろうね」
「F1を辞めたら、他のレースで楽しみを継続させるつもりさ。いつかはラリーに挑戦するかな」
「おもしろそうなんだ。アスファルト、グラベル(砂利の上)、アイス。おもしろくないわけないでしょ」
そう説明したライコネンだが、07年の王者は世界ラリーレベルでの戦いを狙っていると言うまでには至らなかった。
「難しいね。だって僕は真剣にラリーをやったことがないから。アスファルトだったらたぶん大丈夫だと思うけど、グラベルは経験がない。それにコ・ドライバーと一緒っていうのも僕にとっては難しいだろう」
ライコネンのラリーへの関心はおそらく実兄のラミの活躍によるものと思われる。ラミはフィンランドで評判のラリードライバーだ。
しかしながら、はっきりしたことはと言えば、ライコネンが近い将来、F1のヘルメットを脱ぐときがやってきたとしても、すぎにはモータースポーツの世界から姿を消すわけではなさそうだということ。
「僕は自分の人生すべてをモータースポーツにかけてきた。他の何かをする計画なんか立てたことがない」