フォース・インディアのオーナーを務めるビジェイ・マルヤは、09年に同チームに対してさらなる資金をつぎ込む事を明らかにしたと言う。
イギリス・シルバーストーンにファクトリーを構えるフォース・インディアは、昨シーズン末からマルヤの手によって運営されている。昨年まではスパイカーとして活動していたチームに、マルヤは相当な資金やリソースを投入しているのだ。
今シーズン前半戦のフォース・インディアは全10チームの中で唯一ポイントを獲得できていないものの、確実にライバルたちとの差を詰めてきた。しかし今後は09年に向けた開発にシフトすることになるという。
今シーズンに投入される最後の開発は、次戦ハンガリーGPでデビュー予定のシームレスシフト・ギアボックスだ。
マルヤはホッケンハイムのパドックで
「今後は、2009年のマシン作りに集中することを決定したんだ。2009年に向けてはさらなる資金投入をしていく」とコメント。
さらにマシンのデザインチームに2人のシニアエンジニアを招くことも明らかにした。
「必要なものはできる限り加えていくつもりだ」
「明らかに資金力に勝りリソースに長けているチームと戦う場合、少なくともわれわれも同じレベルに立たなければいけないからね。そうしなければ、追い付くことさえできないだろう」