モンゴルの首都
ウランバートルで7月1日、6月末投票のモンゴル国民大会議(国会)で不正があったとして抗議デモや暴動が勃発したと言う。
これを受け、エンフバヤル大統領は同日深夜、4日間の非常事態を宣言し、警官隊を出動させた。
警察によると、警官26人が負傷したほか、デモ参加者30-40人も病院に運ばれた模様。
また、日本人ジャーナリストが頭部に重傷を負った。
モンゴルでは6月29日に国会の総選挙が実施され、与党・モンゴル人民革命党が過半数を獲得して勝利する見通し。しかし、野党側は選挙に不正があったと主張し、野党支持者らが1日、抗議デモを始め、人民革命党本部へ襲撃するなどの混乱となった。
エンフバヤル大統領は国営テレビで、野党支持者らが選挙結果に不満があることを承知しているとしたうえで、国民に落ち着くよう呼び掛け、選挙不正について厳正に対応すると言明した。