ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ会長(52)が27日、33年にわたって携わった経営の第一線から退き、「引退」したと言う。
今後は慈善事業に注力するとの事。
ゲイツ氏は1975年に、友人のポール・アレン氏とMSを創立。1981年に基本ソフト(OS)の「MS-DOS」を発表し、その後に開発した「ウィンドウズ」シリーズで、OSのシェアを独占した。
世界最大のソフトウエア会社のトップとして資産額も世界有数となり、米経済誌フォーチュンによれば500億ドル(約5兆4000億円)とばく大な富を手にしている。
社会的な慈善活動にも精力的に取り組み、1994年には妻のメリンダさんとともに、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を設立。今後は財団の活動に時間を費やすという。
ただ、非常勤会長としてMS社の幹部に助言する役割は果たす。