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シルバーストーンテスト最終日
  シルバーストーンテスト最終日となった26日(木)に最速タイムをたたき出したのは、マクラーレン・メルセデスのハミルトンだったと言う。

3日間の最速タイムをマークしただけでなく、この日の2番手以下に大差をつけている。

ノーポイントに終わったカナダGPとフランスGP後に、メディアから酷評されたハミルトン。
しかしこの日はすばらしい走りを見せて1分19秒170をたたき出し、2番手に0.6秒もの差をつけてみせた。

もちろんタイヤや燃料搭載量、さらにプログラムの違いがあることは否めないが、テスト初日と2日目にドライブしたコバライネンとは大きなタイム差がある。コバライネンは2日目にトップタイムをマークしたが、タイムは1分20秒015と、最終日のハミルトンから1秒近く遅いのだ。

一方、昨年のイギリスGPではライコネン(フェラーリ)がレース中のファステストラップとして1分20秒638をマークし、勝利を飾った。また予選Q2ではアロンソ(当時マクラーレン)が1分19秒152というタイムを刻んでいる。

ハミルトンに次ぐ2番手につけたのは、トヨタのグロック。今週のトヨタはポテンシャルを存分に発揮し、3日間とも上位につけた。3番手にはグロックから0.5秒遅れたライコネンだ。

4番手には、ピケJr.からマシンを受け継いで作業に集中したアロンソ(ルノー)。トップのハミルトンからは1.7秒差のタイムを刻んでいる。5番手にはウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴がつけた。

2日目にはフィジケラがクラッシュしたフォース・インディアだが、最終日はスーティルが走行。VJM01には大きな空力アップデートとして、レッドブルやルノー、ウィリアムズが使用する“シャークフィン”と呼ばれる大型エンジンカバーが取り付けられている。スーティルは7番手タイムをたたき出した。

8番手にHonda Racing F1のバリチェロ。9番手にはトロ・ロッソ・フェラーリを駆ったボーデ。そして10番手にはクルサード(レッドブル)となっている。

これで各チームのシルバーストーンテストは終了となり、テストチームはファクトリーに帰還することとなる。そして1週間後には再びシルバーストーンに集合し、イギリスGPに臨むことになるのだ。

シルバーストーン最終日

1. ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-23 - 1:19.170(+0.000) - 88周
2. グロック - トヨタTF108 - 1:19.815(+0.645) - 79周
3. ライコネン - フェラーリF2008 - 1:20.321(+1.151) - 60周
4. アロンソ - ルノーR28 - 1:20.862(+1.692) - 78周
5. ハイドフェルド - BMWザウバーF1.08 - 1:21.011(+1.841) - 93周
6. 中嶋一貴 - ウィリアムズ・トヨタFW30 - 1:21.059(+1.889) - 70周
7. スーティル - フォース・インディア・フェラーリVJM01 - 1:21.331(+2.161) - 71周
8. バリチェロ - Honda RA108 - 1:21.344(+2.174) - 94周
9. ボーデ - トロ・ロッソ・フェラーリSTR3 - 1:21.432(+2.262) - 76周
10. クルサード - レッドブル・ルノーRB4 - 1:22.232(+3.062) - 31周
by sportsiroiro | 2008-06-27 23:53 | F1
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