SAF1は来週に予定されているF1テストをまたしても欠席すると言う。
他のチームは今月下旬にカタロニア・サーキットで開催されるスペインGPの準備として、同地で3日間ないしは4日間のテストを実施する事になっている。
財政的な問題に直面し、冬季テストにほとんど参加できなかったSAF1は目下、グリッド後方での戦いを強いられているが、今回、その財政難が終えんを迎えていなかったことが明らかとなった。
鈴木亜久里代表が所有するリーフィールドを拠点としたチームのマグマ・グループへの売却は、ほぼ完了していると見られているが、SAF1のレースドライバーである佐藤琢磨が8日(火)、取引がまだ完全に成立したわけではないと認めたのだ。
琢磨が明かしたところによると、SAF1はスペインでのテストに参加しないとのこと。
08年型マシンの開発不足はレースで如実に表れており、資金不足とスペアパーツ不足によって、琢磨とチームメイトのデビッドソンはフリー走行での十分な走行もままならない。
「マグマ(グループ)との最終的な合意はまだ成立していません。ですが、間もなく成立する見込みです。そうなったところで、開発がスタートできるのです」と琢磨は語っている。