米世論調査機関ギャラップ社は3月31日、米の最大の「敵国」などに関する世論調査結果を発表、イランが25%で首位、イラク22%、中国14%と続いたと報告した。
昨年、18%だった北朝鮮は9%に減少し、中国が3位に浮上する結果となった。
北朝鮮が昨年、6ヶ国協議で核施設の無能力化作業などに合意したことが反映されているとみられる。中国は昨年、11%だった。経済競争力の拡大などに脅威を感じているとみられる。
ギャラップ社は「最大の敵」に関する調査を01年初期から開始。同年では、イラク、中国、イランの順だった。
共和党、民主党の党員、支持者別の調査では、イランを最大の敵とする共和党員は民主党員より倍近く多く、民主党員はイラクを敵視するのが目立った。
今回調査は2月11日-14日、成人1007人を対象に電話で実施。