ブラジル北部、アマゾン川の河口にある大都市ベレンで、巨大なヘビ「アナコンダ」の出現頻度が急増している。環境破壊により生育環境が失われ、都会へと迷い込んできたと言う。
政府の環境保護当局が11日に発表した統計によると、人口約150万人の都市ベレンでは、今年に入ってからすでに、21匹のヘビが通報により捕獲されたと言う。
例年なら、通報は月に1-2回あるかどうかだと言う。
アナコンダなど捕獲されたヘビは、いずれも毒を持っていなかった。しかし、同局の報道担当者は、「突然、目の前に3メートルものヘビが現れたら、誰だって怖い」と話している。
捕獲されたヘビは、動物園で保護したり、野生に返したりしている。ヘビの生息環境悪化は、森林破壊が主原因となっている。