イラクの首都バグダッドで10日、パトロール中の駐留米兵を狙った自爆テロがあり、少なくとも米兵5人が死亡、3人が負傷したと言う。米軍関係者が明らかにした。
死亡した5人はバグダッド駐留の多国籍部隊に配属されていた。
負傷者の1人はイラク人通訳。これまでの報道によると、自爆テロ犯は爆弾を仕込んだベストを着用していたとされる。
米兵を狙った攻撃としては、今年1月28日に北部モスルで道路脇に仕掛けられた爆弾で5人が死亡した事件以来、最悪の被害。米軍は事件に関与したとみられるサウジアラビア人過激派を殺害した。
イラク内務省関係者は10日、バグダッド西部で米軍の車列を狙った自爆テロで1人が死亡、8人が負傷したと語ったが、米軍の発表と同じ事件を指すかは不明。
イラク死亡米兵は今月7人に増え、開戦以来では3980人にのぼっている。