南米エクアドルで隣国コロンビアの部隊が左翼ゲリラの掃討作戦を実施し、両国が断交した問題で、両国とベネズエラの大統領は7日、紛争の終結を宣言する協定書に署名したと言う。
エクアドルのコレア大統領は「(コロンビア側からの)二度としないと言う約束と許しの要請をもって、この非常に深刻な問題が終結したとみなす」と述べた。
会合では、コロンビアの越境行動が非難され、同国のウリベ大統領が謝罪。コレア大統領とベネズエラのチャベス大統領がこれを受け入れ、終了間際には3人が握手を交わしたと言う。
AP通信によると、コレア氏はエクアドルとコロンビアの国境警備のため、国際平和維持部隊の駐留を提案した。
コロンビア部隊による左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の掃討作戦は1日に発生。
エクアドル国内で22人が死亡した。死者には、FARCのナンバー2、ラウル・レジェス氏も含まれていた。