コソボ独立に反対するデモ隊の襲撃を受けた、セルビアの首都ベオグラードの米大使館は22日、一部を除いてすべての職員を退避させる方針を明らかにしたとの事。
マンター駐セルビア大使は残留すると言う。
大使館によると、職員には現在も十分な警戒を呼びかけている。職員が個別に襲われた事例はないと言う。
この日、大使館は閉鎖。周囲では、盾を手にした警察官らが警戒にあたった。
外壁の一部は、襲撃による火災で黒くこげていた。大使館は被害調査のため、26日ごろまで閉鎖の予定。
米政府はセルビア政府に対し、大使館保護の責任を果たしていないとして抗議している。
米大使館では21日、約100人のデモ参加者らが投石や放火などの行為に及んだと言う。当時、館内にいたのは海兵隊員と警備関係者だけで、全員無事だった。