昨年起きたブット・パキスタン元首相の暗殺事件で、当局に逮捕された容疑者4人が、イスラム原理主義勢力タリバンのパキスタン指導者、バイトゥラ・メフスード容疑者が暗殺を画策したと供述している事が明らかになったみたいです。
捜査担当者が記者団に語った。
同担当者が容疑者らの供述内容として述べたところによると、メスフード容疑者は、実行犯が着用していた自爆用ジャケットの購入など、暗殺計画のために7000ドル(約75万7000円)余りを費やしたとされる。
また同担当者によると、事件には多くの共犯者がいたとみられ、大半が現在も逃走中だと言う。
パキスタン当局は事件の翌日、首謀者として、国際テロ組織アルカイダとのつながりを持メフスード容疑者を名指しした。CIAも、これを支持する立場を示している。
一方、パキスタンで最近実施された2回の世論調査によると、国民の多くは、ムシャラフ政権が暗殺に関与したとの見方を示している。