イラク国防当局によると、同国軍は27日、北部モスルの国際テロ組織アルカイダ系勢力に対する掃討作戦を実施するため、同市周辺へ大規模な兵力を派遣したとの事。
国防省報道官が政府系テレビ、アルイラキーヤに語ったところによると、作戦には特殊部隊や航空支援部隊も参加。イラク警察と軍が主導し、多国籍軍が支援すると言う。
また、米軍と協力するイスラム教スンニ派組織、覚醒評議会のメンバーらも加わる予定。
モスルの治安当局者がCNNに語ったところによると、支援部隊は今後2週間で段階的に現地入りすると言う。
モスルでは先週、相次ぐ爆弾テロで少なくとも35人が死亡している。
マリキ首相は、同市が依然としてアルカイダの拠点となっている事を指摘し、「最後の戦い」として大規模掃討作戦に着手すると宣言していた。