パレスチナ自治区ガザに隣接するイスラエル南部スデロットで13日、パレスチナ武装勢力からのロケット弾がユダヤ教礼拝所の近くに着弾し、女性1人が負傷、民家1棟が全壊したとの事。
同市市長は、連日のロケット弾攻撃への抗議として辞意を表明していたが、同日夜、これを撤回したとされる。
イスラエル国防省の報道官によると、スデロットはこの日、ロケット弾5発の直撃を受けた。
マヨル市長は12日、「攻撃が絶え間なく続く現状では、任務を果たす事が出来ない。辞任する事によって、軍に住民を守る為の作戦強化を求めたい」と表明。
しかしイスラエル紙ハーレツは、同市長が13日夜にバラク国防相と会談した後、辞意を撤回したと伝えている。
同紙によると、イスラエル軍のアシュケナージ参謀総長は12日、ガザからの越境攻撃への対応について、「現在の限定的な作戦では攻撃を阻止できない。大規模作戦の実行が必要になるかもしれない」との見方を示した。
こうした動きから、イスラエル側がガザへの強硬手段に踏み切る可能性が高まっているとみられ、イスラエル、パレスチナ間で再開したばかりの和平交渉への影響が懸念される。
中東和平交渉再開されたと言うのに残念。
また振り出しに戻りそう。