ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は29日、アジアでの時間外取引で、カナダから米国中西部への原油パイプラインの爆発事故を受け、国際的指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しが、前日から4ドル以上高値の一時1バレル=95.17ドルまで急騰した。
爆発事故は米ミネソタ州北部で28日に発生し、作業員2人が死病している。
この事故で、ミネソタ州北部のパイプライン5本が送油を停止。火災も発生しているが、被害の詳細は不明で、米国への原油供給にどのような影響を与えるかも、見通しが立っていない。