ガザ市で12日、パレスチナ自治政府のアラファト議長が死去してから3年を迎えた追悼集会で、イスラム原理主義組織ハマスの治安部隊と、議長が生前に率いていたファタハの戦闘員が交戦し、少なくとも7人のパレスチナ人が死亡、55人が負傷。
負傷者は55人で、7人は重傷。
死傷者の身元は今のところ不明。先に発砲したのが相手側だとハマスとファタハの双方が主張している為、事件の発端は不明。
アラファト議長の追悼行事は、11日と12日の両日行われた。
ハマスは今年6月、ガザ地区を武力制圧し、精鋭部隊の要員を治安部隊に派遣した。ハマス治安筋は12日の事件を受けて、130人のパレスチナ人を拘束したとしている。
集会はファタハが開催し、ハマスのガザ地区制圧以来では最大規模だった為、暴力沙汰の発生が事前に予想されていた。