米麻薬取締局(DEA)は7日、同国内へ密輸されたコカイン1グラムの末端価格は今年1月と9月を比べた場合、44%増加、半面、その純度は15%落ちたとの統計結果を発表。
米、メキシコや南米コロンビア間などの麻薬密輸組織の共同摘発が進み、密輸量が先細りになっている成果としている。
また、コロンビア政府が同国外で起きた麻薬犯罪絡みで逮捕した容疑者を積極的に国外へ身柄送還し、裁判にかけている事も密輸組織の活動に打撃を与えているとしている。
DEAによると、覚せい剤などに使うメタンフェタミンの価格は今年9月時点で、同1月と比べ平均73%増加。半面、純度は31%落ちたと言う。
米国内の都市で、密売されるコカインが顕著に減っているのは計37都市とし、ニューヨーク、ロサンゼルス、バッファローなどが含まれているとの事。