スーダン西部ダルフール地方で4年間続いている紛争の解決を目指す和平協議は28日、反政府勢力にスーダン政府との直接交渉に向けた準備時間を与える目的で延期されたみたいですよ。
仲介役の国連と
アフリカ連合(AU)は、実質協議に先立つ話し合いを数週間に開く考えを表明。仲介者らは29日にから話し合いが始まるとの認識にあるが、AUの仲介者は追って日程を決定するとコメント。
和平協議は27日に開幕したが、主要反政府勢力の指導者がボイコットした為、早期の和平合意締結への期待は薄れている。
エリアソン国連ダルフール問題担当特使は記者団に対し、「真の実質協議は、当事者の準備が整った時に始まる」と述べ、実質協議が約3週間以内に始まるとの見通しを明らかにした。
仲介役は、現在協議をボイコットしているスーダン解放軍(SLA)や正義平等運動(JEM)が、数週間内に参加を選択する事が可能だとしている。
また、協議休会を否定し、本格協議に向けて初期段階の話し合いが必要だと強調。リビア国内にとどまる意向を示したうえで、ダルフールなどに特使を派遣し、反政府勢力指導者らに出席を呼びかる意向と言う。