イラン国会は29日、
CIAと米軍をテロ組織に指定したらしいです。
米上院が26日に、イラン革命防衛隊をテロ組織に指定するよう決議した事への対抗措置とみられる。
国営イラン通信(IRNA)によると、イラン国会は、CIAと米軍について「テロリストを訓練、支援しており、その存在自体がテロ組織」と非難する議案を採択。国連憲章などの国際規約に照らした結果だとしている。
議員たちからは、「イラクやアフガに対する米軍の侵略」を強く批判する声や、国連に対して「キューバのグアンタナモ収容所やイラクのアブグレイブ刑務所、その他の国々にある米国の秘密刑務所など、地球規模の問題」への介入を求める意見が出ている。
国会はさらに、広島と長崎への原爆投下や、バルカン紛争、ベトナム戦争、イスラエル支援などにおける、CIAと米軍の関与を非難している。
これに対し、CIA報道官は、「世の中にはコメントに値しない事がらがあり、今回のはそれに当たる」とコメント。
米国家安全保障会議(NSC)報道官は、「人権や民主制に関する実績もなく、テロを支援する様な国の国会における拘束力のない決議」に対してはコメントしないと述べたらしい。