アフリカ中部
コンゴ民主共和国のカプト保健相は10日の国営テレビで、同国内で
エボラ出血熱の流行が再発し、160人以上が死亡したと発表。
エボラ出血熱については、
米疾病対策センター(CDC)とアフリカ・ガボンの研究機関が確認した。
エボラ出血熱の発生が判明したのは、同国南西部のイレボとムウェカの2地域。8月末までに、4つの村で217人が感染し、103人が死亡した。
今月10日までの感染者は約400人で、死者は160人以上に上っている。感染者数は増加しているが、医療チームの手当てにより、死亡者は減りつつあると言う。
感染源は明らかになっていないが、2つの村では亡くなった村長の葬儀が行われており、感染死した人物の遺体を素手で清めたために、感染が広まったと見られている。最初に感染した人は、動物から感染したと考えられている。
エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症で、自然界から人間への感染経路は不明。血液や分泌物、排泄物、だ液などを通じて感染し、厚生労働省検疫所によると、致死率は53-88%と高率。予防ワクチンはない。
コンゴ民主共和国ではこれまでにも、何度かエボラ出血熱が流行しており、95年には南西部キクウィットで245人が死亡している。
感染源が特定されない、しかもそのワクチンがまだ出来ていないと言う状況、何とか出来ないのが何とも無念です。
早くワクチンが出来る事を願いたいです。