米地質調査所(USGS)は、ペルー中部沿岸で15日午後6時41分頃に発生した大地震のマグニチュード(M)を、7.5から7.9に修正した。
太平洋津波警報センター(PTWC)は、ペルーとチリ、エクアドル、コロンビアに一時津波警報を発令したが、津波が小規模だったとして解除。また、ニュース専門局パンアメリカーノ・テレビは、これまでに17人が死亡したと伝えた。
震源地は、チンチャアルタ西方61キロ、首都リマの南南東161キロの地点で、震源の深さは47キロ。
午後7時19分にはM5.9の余震があった。震源地はイカの南南西48キロ、リマ南東290キロの地点。
PTWCは津波警報のほか、パナマとコスタリカ、ニカラグア、グアテマラ、エルサルバドル、メキシコ、ホンジュラスに津波注意報を出し、ハワイを監視地域に指定していた。
ペルーの国内メディアによると、揺れは2分近く続き、リマ市内では窓が壊れたり、電話回線が中断するなどの被害が出た。
また、ロイター通信によると、市内では停電があり、オフィスビル内にいた人々がパニック状態で路上に避難した。住民の多くは余震を警戒し、屋外にとどまっている。