北朝鮮が27日、日本海に向けてミサイルを発射した事について、在韓米軍のベル司令官は2日、「韓国を迅速に攻撃できる改良型短距離ミサイルの発射実験が成功した」との見方を示し、警戒を呼び掛けた。
ベル司令官によると、発射されたミサイルは固形燃料を使用しているため取り扱いが簡単で、発射前の準備が短時間で済むと言う。
同司令官は、「北朝鮮が新型短距離ミサイルの実験を繰り返している事は、重大な懸念材料だ」と強調。さらに、北朝鮮が軍事境界線付近に、ソウルを射程に収める長距離砲250基などを配置している事についても「看過できない脅威だ」と指摘した。
北朝鮮の核問題をめぐり、国際原子力機関(IAEA)代表団の訪朝が実現するなかでのミサイル発射について、米ホワイトハウスも先週、「深い懸念」を表明している。