米によるポーランド、チェコへのミサイル防衛(MD)導入計画にロシアが強く反発している問題で、訪ロしたライス米国務長官は15日、プーチン大統領と会談したが、MDでの意見調整はすれ違いに終わった。長官が会談後の会見で明らかにした。
長官は、米国の安全保障問題に関連しロシアを含むいかなる国も拒否権を持つことは出来ないと主張、MDは予定通り推進する考えを示した。また、ロシアのラブロフ外相は長官はMDをめぐるロシアの懸念を払しょくすることは出来なかったと指摘した。
米側はMD計画で、あくまでイランなどのミサイルを想定したものと主張、ロシア側は自らの勢力圏に米の新たな軍備が配備されることに警戒感を募らせている。
長官はロシア到着前、記者団に「米ロ間は現在、困難で緊張に満ちた関係にある」としながらも、「新たな冷戦と言った言葉は使いたくない」とも語った。その上で、集中的な外交努力で問題を解決させる時期だと強調していた。
ライス長官の「米国の安全保障問題に関連しロシアを含むいかなる国も拒否権を持つことは出来ないと主張」って言い方がダメだと思うけどね。
こんな状態が続いたら、記事でも書いてあるが、また冷戦状態になっちゃいますね。
そう言う事は避けたいですね。