米軍は20日、韓国軍との大規模な合同軍事演習を25日から日本海で実施すると発表した。韓国哨戒艦沈没事件をめぐり朝鮮半島情勢の緊張が続くなか、韓国が直面する「さまざまな脅威」への即応態勢を強化するのが目的としている。
米軍によると、演習は陸海空軍の要員約8000人と艦艇20隻、航空機200機が参加し、4日間にわたって実施される。日本海で予定する一連の合同演習の第一弾と位置付けられている。
ゲーツ米国防長官は同日、クリントン米国務長官との南北軍事境界線視察を前に、ソウル北郊の米軍基地を訪問。演習を通して、北朝鮮のミサイル問題や核拡散問題に対する「韓国との連帯」を示したいと述べた。
米軍はこの演習に合わせ、米空母ジョージ・ワシントンと駆逐艦3隻を韓国へ派遣する。北朝鮮はこの動きを「無謀な挑発」として、強い反発を示している。