2011の年KERS採用チームにフォース・インディアが加わった。初めてKERSことエネルギー回生システムがテクニカルレギュレーションで認められた昨年、フォース・インディアはこの技術を使用しない方を選んだ。
今年はフォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)内の合意によってシステムを使わないことになっているが、2011年にはその自主規制が撤廃されることになっており、KERSの効果を高めるためにマシン最低重量が20kg引き上げられる。さらに、来季はマシンの重量配分が46:54の比率で義務づけられるため、KERSとマシン重量の相互作用もなくなる。
「KERSを使う以外の選択肢はない」とフォース・インディアのCOO、オットマー・サフナウアーは『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』に語った。
だが、独立チームのザウバーやトロ・ロッソがこのエネルギー回生システムを採用するかどうかはまだ明らかになっていない。独自のKERSシステムを開発していないチームは、100万ユーロ(約1億1,000万円)で供給を受けることが可能で、自ら開発する場合には300万ユーロ(約3億3,000万円)の開発費キャップが設けられる。